伝統的和風建築「旧柏原邸」

和室①、②・中廊下

和室①は、建築当初から住み込みの看護師用の部屋として建築されたようで、中廊下により柏原家の家族と、看護士の生活が分離されていたと思われます。中廊下を挟んで南と北に居室を設ける形式は、明治時代末期から大正時代にかけて用いられた建築様式です。また、この部屋には天井が張られず、2階が屋根裏部屋となっています。
和室②は、和室①と同様に、トガによる梁が敷居と一体となっています。南面には上品な障子が設けられています。